皆様あけましておめでとうございます。
探索四十新年を迎えて初めてのブログとなりました。

小林一茶の句に
「元日や 上々吉の 浅黄空 」とある。
今年は暖冬のせいか、
この句を思わせるように晴れ上がって、良き新年を迎えたというところ。

この小林一茶は、生涯で22,000句を詠んだとされる俳人。
その中で新年や正月を詠んだ句が妙に多い。
「元日に かわいや遍路 門探索四十に立つ 」
「我ときて遊べや親のない雀」
など、
子供や動物に対する眼差しが伝わるような作風の句が多い。
そんな句とは、おおよそ違った私生活を指摘する人もいるが、
不如意の生活だったことは確からしい。
同じく正月を詠んだ句に、
「元日や 我のみならぬ 巣なし鳥」
こんなところから、不遇の生活を生活を送っていたとも言えそうだ。

彼の有名な作に
「めでたさも中位(ちゅうくらゐ) なりおらが春」
という句がある。
「春(=新年)」を迎えた自分の境遇、
思ってみれば、そのめでたさも中ぐらいだな、と表探索四十課程現している。

新年にあたり、めでたさで「上々吉」を願いつつも、
 「中くらい」
と言えるあたりが、ちょうどイイ。